詐欺を見抜く知識
詐欺の手口はどんどん変わります。詐欺の事例を知って詐欺への対応力を高めることは非常に重要です。多くの特殊詐欺の事例を紹介している「特殊詐欺事例 特殊詐欺撲滅を目指すサイト」は大変勉強になります。
「これでは私でも騙されたかもしれない。」と思う事例があるかもしれません。高い自衛の意識を持たなければなりません。
スマホの注意点
高齢者のスマホ使用率が大変高くなっています。スマホの危険性を知っておくことは大切なことです。架空請求詐欺、フィッシング詐欺、振り込め詐欺、ネット通販トラブルなどに遭わないよう十分な知識と注意が必要です。
総務省の「トラブル対策ブック(アクティブシニア)」というサイトの中に、「トラブル防止セミナー」という動画があります。4年ほど前に作成された動画で、50分程度の長さです。参考にご覧になってみてはいかがでしょうか。
SNSについて
SNSでの発信内容は嘘だらけと思うべきです。他人が話すことを直ぐに信じてしまう人は要注意です。嘘だか本当だかわからないものを何気なく見ているのは時間のムダです。プル型ではなく、プッシュ型の行動を中心にすることが大切です。
SNSに関する悪い面のニュース報道が多いので、SNSを問題視する向きも多く、オーストラリアでは、2024年11月に16歳未満の子供のSNS利用を禁止する法案が可決されました。
一方でSNSには良い面もたくさんあります。例えば災害時の情報共有などです。要は使用者のモラル、使い方の問題です。今後SNSを規制する法律が作られることが想定されますが、法律云々ではなく、問題を起こさない使い方が求められます。
写真投稿は慎重に(画像生成AIの恐ろしさ)
AIで加工された画像の投稿が問題になっています。投稿した自分の写真が勝手に裸の写真に加工され、投稿拡散されてしまうというものです。加工された写真が本物か嘘かは見分けがつかないほど技術は進歩しています。SNSやAI自体は悪いものではないのですが、悪意をもって、あるいは悪戯で一般人でもこんなことができてしまうという恐ろしさがあります。写真投稿に限らず投稿内容には十分な注意が必要です。技術の進歩に法的な規制が追い付いていません。SNSの使用に際しては、自衛、自己責任という意識を強くもつ必要があります。
日本人の使用率が高いLINEについて
LINEの機能を十分に理解したうえで、「友だち自動追加」をオフにするなど、機能の設定が自分の使い方に合っているかどうか確認するのは大事なことです。思わぬトラブルが発生するかもしれません。「良く分からないけど、だいじょうぶだろう。」という感覚で使用するのは危険です。
終活
健康に自信がなくなると、自身の介護のこと、相続のことなどが気になりだします。嫌でも終活を考えなければならなくなります。終活はいつ始めてもかまいません。「現時点でできることはやっておこう」という考え方が大切です。遺族の苦労がなるべく少なくなるような熟考した終活が大切です。エンディングノートを書いておくと安心です。しっかりとした終活をするために、終活をサポートするプロに相談するのも一つの手段です。自分の財産を社会に役立てたいとお考えの方には、遺贈寄付という方法もあります。